志　村　拓　生 先生

　1937年生まれ。武蔵野音楽大学オルガン科、同大学専攻科を卒業後、ドイツ・デットモルト北西音楽大学教会音楽科に留学。オルガンを奥田耕天、秋元道雄、Ｈ.トラムニッツ教授、ポップ氏に師事。元武蔵野音楽大学講師として30有余年にわたり後進の指導に当たる。
　著書に『オルガン奏法』、『キリスト教音楽 名曲CD100選』（共著）などがある。
　オルガン奏者としては勿論、キリスト教音楽についての造詣が深く、全国の教会合唱団の指導にあたっており、静岡市内で活動する教会合唱団による指導も行っていたことがきっかけとなり、コレギウム・ムジクム静岡結成となった。

　コレギウム・ムジクム静岡とは1995年の団結成以来、2009年夏のザルツブルグ、フランツィスカーナー教会での演奏会まで、数多くの演奏会でご指導頂きました。
　また、1999年にオーストリアのザルツブルクから来日し共演したベルンハルト・グフレラー氏が、志村先生の親交が深かった事で、2004年、2009年のオーストリアへの演奏旅行を実施する事が出来ました。
　2023年2月、志村拓生先生がお亡くなりになったとの連絡をいただきました。

　私達コレギウム・ムジクム静岡の基礎を築いて下さり、長年ご指導下さった志村先生が安らかにお眠りいただけるよう、団としても心からお祈りいたします。

　写真：フランツィスカーナー教会にて（2004年）