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●オルガンと「紙鍵盤」 |
私が初めて楽器と出会ったのは、まだ保育園に通っていた頃の事である。 |
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●ワインレッドのピアノ |
オルガン教室に通う保育園児だった私の家に、ある日楽器屋さんがピアノを運んできた。 その当時、オルガンを弾くのが楽しみだった私は、毎日の練習が「紙鍵盤」ではなくなる事は嬉しかったが、「なぜオルガンじゃなくてピアノなんだ?」と思った様な覚えがあるが、母から「オルガンよりピアノの方が本格的だから…」というような説明を受け、よく解らないながらも納得していた気がする。 それよりも私が見てビックリしたのは、家に届いたピアノの色が赤かった事だ。 赤と行ってもクリアラッカー塗装の様なもので、木目が透けて見えていたし、勿論こんな赤じゃなくて、今思えばワインレッドなのだろうがこんな赤色をしていた。 今は、小学生のランドセルだって、黒と赤以外にも、青や緑、黄色やピンクなどという色があるし、ピアノだって色んな色があるのは普通 だけれど、何せ今から四十年近くも前の事である。我が家にとって初めての楽器となったこのピアノは、今から二十年前位 に、知り合いのお宅に貰われて行ったが、そのお宅のお嬢さんからも、おしゃれなピアノとして可愛がってもらっていると聞いた。 しかし、いったい誰が何故こんな色のピアノを買うことを決めたのだろうか。 どうも美術大学を出た私の両親が、色を見て気に入って衝動買いしたのではなかろうか、と私は思っているのだが…。 ◆紙鍵盤というのは、今では絶滅したと思っていたが、ネットで検索してみると、現在でも紙鍵盤をレッスンに使っているピアノの先生がいるようだ。 そして、NHKの教育テレビで放映されている「趣味悠々」のビデオっていうのにも、楽譜と一緒に「紙鍵盤」が付録としてついているとの事。 |
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●オルガンからピアノへ |
オルガン教室に2年通った後、小学生になった私はその教室で教えてくれていた先生にピアノの個人レッスンを受けることになった。 |
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●鼓笛隊と器楽部 |
私が通う小学校には、鼓笛隊があった。 |
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