2001-2002年度の『さくらプロジェクト』に対しての事業に関しては、国際奉仕委員会が中心となって色々と検討を重ねましたが、当クラブの希望する形態での支援が難しかったことから、予定していた予算を翌年に繰り越し、2002年春から『さくら寮敷地内への多目的講堂の建設』事業がスタートしました。
これまで、さくらプロジェクトでは、子ども達が一同に会しての集会やイベントは、すみれ館(女子寮)の食堂を使って行っていましたが、寮生の数も増えて食堂では手狭になっており、雨期には屋外での活動も制限されていた事から、この多目的講堂の建設には、代表の三輪さんをはじめ、子ども達やスタッフの皆さんも大きな期待を寄せてくれました。
2002年12月に完成したこの多目的講堂は、床面積約150平方メートル、屋上もほぼ同面
積のオープン・スペースとして利用可能で、合併によって無くなる清水市という名前を残したいという我々メンバーの意見も取り入れられて「さくら清水中央ホール」と名付けられました。
当クラブでは2003年2月9日から12日までの日程で水野一保会長(当時)をはじめとしたメンバーとその家族10名が現地を訪れ、講堂の完成式典に参加しました。
この式典には、さくらプロジェクトの子ども達は勿論の事、寮生達が通う学校の校長先生など、地域からも数多くの方々が参加され、今後は地域住民の文化交流の場としても活用されるという「さくら清水中央ホール」に対する期待の大きさを感じる事ができました。
式典の司会進行は、2000年に日本にホームステイに訪れたカンポン・セイチャオ君が務め、水野会長、知事、校長先生によるテープカットに始まり、それぞれの挨拶があった後、寮の子ども達によるステージが繰り広げられました。
「さくら清水中央ホール」は、現在ではさくら寮において無くてはならない施設として活用されています。
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