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■“金”は金属だから… 福島氏は金泥書フォーラムや各地で開催される講演会において、よく「“金”は金属だから…」という言葉を使われます。 | |
![]() | ■電子顕微鏡写
真【1】 | |
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真【2】 【1】と同じく和紙に墨で書いた文字を、電子顕微鏡で10,000倍に拡大した写 真。 この写真で粒状に見えているのが墨の粒子である。 | |
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真【3】 和紙に金泥で書いた文字を、電子顕微鏡で1,000倍に拡大した写真。 【1】の写 真と比較してみれば、墨の粒子に比べて“金”の粒子が如何に大きいかが解る。 | |
ご覧のように、金属である“金”を粉にして、膠溶液で溶かした金泥で文字を書いても、粒子が大きいため金泥は和紙に浸透していきません。 下の写 真は大変珍しいもので、金泥で書写した和紙の断面を撮影したものです。 | ||
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真【4】 和紙を縦に切って、その切り口を電子顕微鏡で撮影した写真。 “金”と“紙”がハッキリと分れている状態が解る。 (マウスのポインタを写 真の上に移動させてみて下さい。) | |
このように、金泥にしても金属の特性を失わない“金”を使って、和紙に文字を書くことの難しさを千二百年も前の天平人が、どのようにして克服していったのか…… | ||
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