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まず筆を乾燥させた状態で横から撮影した写真です。 | |
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■筆の表面 (50倍) | ■筆の内面(50倍) | |
50倍の大きさで見てみると、筆の毛の間を金粉が膠溶液と共に通 る事ができる充分なすき間がある事が解ります。 |
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筆の表面をさらに拡大して見てみましょう。 | |
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■筆の表面 (250倍) | ■筆の内面(500倍) | |
この大きさで筆に付着した金粉の状態を見ると、金粉の形と毛のすき間との関係も解り易いのではないでしょうか。 |
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次に、筆の断面の電子顕微鏡写真を見てみましょう。 | |
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■筆の表面 近くの断面(500倍) | ■筆の内部の断面 (500倍) | |
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■筆の表面 近くの断面(1000倍) | ■筆の内部の断面 (2000倍) | |
筆の毛の間に膠溶液と共に含まれている金粉は、筆を立てて筆先を紙に着ける事によって紙面
に降下して字を書く事ができるのですが、筆の毛の間で、金粉がどのような状態になっているかを理解する事が、金泥による書写
の筆使いを考えるヒントになるのです。 |
こうした考察・研究は、福島氏の持ち前の『好奇心』と、幼い頃から慣れ親しんだ『書』の経験が一つになって達成された、福島氏ならではの成果
と言えます。 | ||
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