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そして早速、自分が書いた金字を堅いボール紙の上に置いて少し力を入れて擦ってみると、今まで赤土で書いたようだった文字が、まるで金の板になったかと思う程美しく光ったので大変驚いたとの事。しかしその時は、なぜ磨く事で文字が光るようになるかという理由までは分かりませんでした。 | |
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■瑩生前の文字(約40倍) | ■瑩生後の文字 (約40倍) |
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そこで、福島氏は金字を磨く前と後の状態を比較するため、母校である大阪歯科大学中央歯学研究所に電子顕微鏡写 真の撮影を依頼したのです。 | |
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■瑩生前の金字の状態 (1000倍) | ■瑩生後の金字の表面(1000倍) | |
上の2枚の電子顕微鏡写
真を見れば、金字が光る理由は一目瞭然です。 |
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瑩生の道具である『猪牙』についても、福島氏の好奇心によって解明された事があります。 | |
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■猪牙の表面 (2500倍) | ■象牙の表面(2500倍) | |
左の猪牙の表面 は密度が高い平面。右の象牙の写真表面に黒く見えている部分が、紫紺染のシニコンが吸収されている状態。 | ||
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■瑩生用具 左湾曲した形状のものが猪牙。豆粒状のものは金属に人口歯を作る材料で製作した自作の道具、右は象牙の箆(ヘラ) | ||
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■フォーラムで瑩生の実演を行う福島氏 | ||
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